WeChat(微信)で新しい友人を追加しようとしたりログインしたりした際、突然「このアカウントはリスクのある状態です」と表示されて操作が制限されるトラブルが多発しています。特に日本の電話番号で登録したばかりのアカウントや、久しぶりにログインしたアカウントで発生しやすい現象です。
結論から言うと、この警告は不正利用やスパムを防ぐための自動セキュリティ判定によるものであり、画面の指示に従ったセキュリティ認証を完了させるか、一定の冷却期間をおくことで解除可能です。本記事では、リスク判定を受ける具体的な原因から、パスポートや中国の銀行口座がない場合の解除法、再発防止策まで詳しく解説します。
WeChat「このアカウントはリスクのある状態です」と表示される主な原因
WeChatは世界中で利用されている一方で、スパム業者やボットアカウントへの取り締まりが非常に厳格です。特に中国国外(+81など)の電話番号は初期の信用度が低く設定されているため、通常の使い方をしていてもシステムに検知されることがあります。
WeChatでリスク判定・認証要求が発生する主な要因
1. 新規登録直後の急激な友達追加・グループ参加
アカウントを作成した当日に何人もの連絡先を一気に追加したり、複数のグループチャットに参加したりすると、ボットによる自動収集や宣伝活動とみなされ、即座に機能が制限されます。WeChat登録時の注意点でも触れている通り、初期アカウントは非常に繊細な状態です。
2. 通信環境の急激な変化やVPNの利用
短時間でIPアドレスが大きく変わる環境(VPNのオン・オフ切り替え、公共フリーWi-Fiへの頻繁な接続など)からアクセスすると、アカウント乗っ取りの疑いを持たれてセキュリティロックがかかります。
3. 実名認証(本人確認)が未完了のまま利用している
中国の通信法規に基づき、実名性が担保されていないアカウントは高リスクと判定されやすくなります。普段のチャット程度であれば実名なしでも使えますが、友達追加の頻度が増えるとセキュリティ認証が必須となる仕組みです。
セキュリティ認証を突破してリスク状態を解除する4つの手順
画面に「セキュリティ認証」の案内が表示されたら、慌てずに以下のいずれかの方法でロック解除を進めましょう。求められる認証形式はアカウントの状態によって異なります。
| 認証方法 | 必要なもの | 難易度・特徴 |
|---|---|---|
| セルフSMS・パズル認証 | 登録済みの電話番号 | 低(即座に完了可能) |
| 友達によるQR認証 | 条件を満たすWeChat既存ユーザー | 中(協力者が必要) |
| 実名・カード認証 | パスポート、国際クレジットカード | 高(Pay機能有効化を伴う) |
| クーリング(放置) | なし(時間経過を待つ) | 低(数日〜1週間待機) |
ステップ1:SMSコードとスライドパズルによるセルフ認証
画面に「認証を開始」のボタンがある場合は、まず標準のセルフ認証を試します。登録した電話番号宛てに届く6桁のSMS認証コードを入力し、画面上のパズルピースをスライドさせて絵柄を合わせます。軽微なリスク判定であればこれだけで即時解除されます。
ステップ2:既存ユーザーに依頼する「友達認証」
画面に「友達にサポートを依頼してください」と表示された場合、WeChatを利用している知人に解除を手伝ってもらう必要があります。ただし、認証を補助できる相手には「半年以上利用している」「過去1ヶ月間に他の人の認証をしていない」などの厳格な条件が設定されています。
ステップ3:パスポートとクレジットカードによる実名連携
友達認証が使えない場合、WeChat内の「ウォレット(Wallet)」機能から実名認証を行う方法が有効です。日本のクレジットカード(VISA/Mastercard)とパスポート情報を登録して「正規の個人ユーザー」であることを証明すると、リスク判定が解除されやすくなります。
友達がいない・中国の銀行口座がないときの対処法
セキュリティ認証画面で「中国の銀行カードを登録」や「友達による承認」を求められ、手詰まりになってしまうケースは少なくありません。周囲に協力者がいない場合は、以下の代替手順を試してください。
- 一切の操作を止めて1週間放置するシステムによる一時的な制限の場合、友達追加やメッセージ送信を完全に停止して数日〜1週間ほど置くことで、内部スコアが回復し自然に解除される事例が多数報告されています。
- 相手側からQRコードを読み取ってもらう自分からの友達申請がブロックされていても、相手に自分の「マイQRコード」を提示して相手側から追加してもらうと成功することがあります。
- キャリア回線(4G/5G)に固定して再起動するWi-FiやVPNを完全に切り、スマートフォンのモバイルデータ通信のみを有効にした状態でアプリを立ち上げ直します。
どうしても解除できず、海外の知人や取引先と急ぎでやり取りしたい場合は、無理にWeChat単体に固執せず、他の連絡手段を一時的に併用するのが賢明です。英語が話せなくても海外とチャットできるツールや、登録不要でその場限り使えるWebチャットなどを案内するとスムーズです。
解除手続きでやってはいけない3つのNG行動
制限を早く解除したいからといって焦って不適切な操作を繰り返すと、アカウントが完全に「永久凍結(BAN)」されて二度と復旧できなくなる危険があります。
| やってはいけないNG行動 | 発生するリスク | 正しい改善アプローチ |
|---|---|---|
| 短時間に何度も認証ボタンを連打する | スパムとみなされ制限期間が延長される | 最低でも24時間は間隔を空けて再試行する |
| ネット上の見知らぬ代行業者に依頼する | 詐欺被害や個人情報流出の危険 | 必ず信頼できる知人か公式サポートのみ頼る |
| アプリを即座にアンインストールして再登録 | 同一電話番号での再登録が長期拒絶される | 既存アカウントの制限解除を待つのが最善 |
海外との連絡でアカウントリスクを避ける安全な使い方
海外のユーザーと安全にコミュニケーションを続けるためには、1つのアプリに依存しすぎない連絡網の構築が欠かせません。
日常的な趣味の交流や語学学習であれば、外国人の友達が作れる安全なチャットアプリを活用したり、電話番号や身元を相手に明かしたくない場面では使い捨てチャットの仕組みを取り入れたりすることで、個人情報の保護と円滑な連絡を両立できます。用途に応じて消えるメッセージ機能付きアプリなども組み合わせ、柔軟に連絡環境を整えましょう。
WeChatのセキュリティ認証に関するよくある質問
Q. 日本のクレジットカードだけでも実名認証はできますか?
はい、可能です。以前は中国国内の銀行口座が必須でしたが、現在は訪日・訪中需要に合わせて国際クレジットカード(VISA、Mastercard、JCBなど)とパスポート写真のアップロードによる本人確認に対応しています。
Q. アカウントを作り直せばすぐに友達追加できますか?
同じ電話番号や同じ端末で作り直した場合、以前の利用履歴や端末識別番号が紐付いているため、新規作成直後に再び「リスクのある状態」としてロックされる可能性が極めて高いです。まずは現在のアカウントで時間をおいて解除を待つことをおすすめします。
Q. 「操作が多すぎます」と出るのはなぜですか?
短時間での友達検索や申請の連続送信が原因です。この警告が出た場合は、システムの自動カウンターがリセットされるまで半日〜24時間程度アプリを操作せずに待機してください。
