無料のLINE WORKS代替ツール比較【2026年版】個人・チーム別の選び方
国内で人気のLINE WORKSの無料プランは30名・5GBなどの制限があります。Chatwork・Teams・Slackなど無料の代替を2026年時点で比較し、個人/チーム別の選び方をわかりやすく整理します。

「LINE WORKSは使いやすいけれど、無料のままだと人数や機能で物足りない」——そう感じて代替を探す人は少なくありません。この記事では、LINE WORKSの代わりに無料で使えるチャットツールを2026年7月時点の料金・制限をもとに比較し、チーム利用と個人利用それぞれの選び方まで整理します。
結論から言うと、乗り換え先は「何のために使うか」で変わります。会議や文書作業まで含めるならMicrosoft Teams、外部サービス連携ならSlack、国内向けのタスク管理ならChatwork、少人数や一時的な連絡ならブラウザ完結型——という具合です。まずはLINE WORKSの無料プランで何が引っかかりやすいかを押さえましょう。
LINE WORKSの無料プランで「物足りない」と感じる主な制限
代替を探す前に、LINE WORKSの良さと、無料プランでつまずきやすいポイントを整理します。ここを押さえると乗り換え先選びで失敗しにくくなります。
LINE WORKSが選ばれてきた理由
LINE WORKSの最大の強みは、普段使いのLINEに近い操作感です。ITに不慣れな人でも直感的に使え、導入時の教育がほぼ要りません。国内の業務に必要な機能もひととおりそろっています。
| 強み | 内容 |
|---|---|
| LINEに近いUI | スタンプやトークなど、個人のLINE感覚でそのまま使える。教育コストが低い。 |
| 国内業務向けの機能 | 掲示板・カレンダー・アンケート・Driveなどを標準搭載。 |
| 法人向けセキュリティ | 管理者による権限設定やアクセス制御に対応。 |
| 社外ともつながる | LINEユーザーや他社のLINE WORKSと連絡を取れる。 |
無料(フリー)プランで感じやすい制約
手軽に始められる一方で、組織が大きくなるほど無料の上限に当たりやすいのが実情です。2026年7月時点で公表されている主なポイントは次のとおりです。
- 利用人数は30名まで
2023年の仕様変更で、上限が100名から30名へ縮小されました。人数が増えると有料化が前提になります。 - 共有ストレージは5GB(追加不可)
ファイルをやり取りするほど早く埋まりやすい。 - 複数人の音声・ビデオ通話は最大4名・最長60分
大人数のオンライン会議には向きません。 - 管理・監査機能に制限
監査ログの検索は直近2週間まで(ダウンロード不可)など、管理者向け機能は有料プラン中心。
これらの数値や仕様は改定されることがあるため、契約前は必ず公式の最新情報を確認してください。ここでは「無料だと人数と管理機能で頭打ちになりやすい」という傾向として捉えておけば十分です。
LINE WORKSの代替ツールを選ぶ3つの基準
乗り換え先は、機能の多さではなく「何のために使うか」から逆算すると選びやすくなります。ポイントは3つです。
- 目的をはっきりさせる
チームの業務効率化か、個人・少人数の連絡や情報整理か、その兼用か。 - 必要機能を洗い出す
タスク管理/通話/ファイル共有/外部連携/モバイル対応のうち「必須」と「あれば嬉しい」を分ける。 - コストと制限のバランスを見る
無料枠で足りるのか、どの制限(人数・容量・通話)が業務の障害になるのかを見極める。
チーム利用で見るべきポイント
- 人数の上限と拡張のしやすさ
無料のまま何人まで使えるか、増員時のコストはどうか。 - セキュリティと権限管理
暗号化・二段階認証・アクセス権限の細かさ。 - 外部連携の広さ
Google Drive や各種SaaSとつながるか。 - 日本語サポート
導入後のトラブル時に相談しやすいか。
個人・少人数で見るべきポイント
- 迷わず使えるシンプルさ
毎日使うからこそ操作の軽さが効く。 - 過不足のない機能
メモ・共有・軽い会話ができれば十分なケースも多い。 - 維持コストと登録の手軽さ
無料でしっかり使えるか、始めるのに手間がかからないか。
アプリ型・Web型と「PWA」という選択肢
チャットツールは大きく、インストールして常駐させるアプリ型と、ブラウザで完結するWeb型に分かれます。
| 種類 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| アプリ型 | 常駐性が高く通知が安定。オフラインでも一部操作可。 | 毎日使い、通知を確実に受け取りたい人 |
| Web型 | インストール不要。複数端末や一時利用に強い。 | PC・スマホ併用、ライトに使いたい人 |
近年はPWA(Progressive Web App)に対応し、ブラウザで開いたページをアプリのようにホーム画面へ追加して通知まで受け取れるツールも増えました。アプリ型とWeb型のいいとこ取りができるため、「入れるほどではないが通知は欲しい」用途に向いています。
主要チャットツールの無料プラン比較(早見表)
まず全体像を俯瞰しましょう。数値は2026年7月時点の公表情報にもとづく目安で、仕様変更で変わり得ます。
| ツール | 主な用途 | 無料プランの目立つ制限 | 強み |
|---|---|---|---|
| LINE WORKS | 国内チーム | 利用30名まで/容量5GB/複数人通話は4名・60分 | LINE風UI・国内業務機能 |
| Microsoft Teams | チーム/会議 | グループ会議は最長60分・最大100人/容量5GB目安 | Microsoft 365連携 |
| Slack | チーム/連携 | メッセージ履歴は直近90日/連携は10個まで | 豊富な外部連携 |
| Google Chat | チーム | 個人Googleアカウントで基本利用可(拡張はWorkspace契約) | Googleサービス連携 |
| Chatwork | 国内チーム/個人 | 閲覧は直近40日・5,000件目安/容量5GB | 日本語・タスク管理内蔵 |
| Discord | 個人/コミュニティ | 一部高度機能は有料(Nitro) | 音声・コミュニティ運営 |
| Telegram | 個人 | 他ツールとの業務連携は限定的 | 軽快・プライバシー |
とくにLINE WORKSからの乗り換えで見落としやすいのが「複数人での通話」です。LINE WORKSの無料プランはグループ通話が最大4名までのため、オンライン会議を無料で開きたいならTeamsのように人数と時間に余裕があるツールのほうが向いています。用途に「会議」が含まれるかどうかで、選ぶべきツールが変わります。
【チーム向け】LINE WORKSの代わりに使える無料チャットツール
チームで使うなら、人数・通話・ファイル共有・連携のバランスで選ぶのが定石です。
Microsoft Teams:会議とドキュメント作業に強い
Microsoft 365と連携しやすく、チャットに加えてオンライン会議や文書の共同編集まで無料でカバーできます。人数が多いチームの会議用途では、LINE WORKS無料プランより余裕があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 無料プランあり(有料プランあり) |
| 主な機能 | チャット/ビデオ会議/ファイル共有/文書共同編集 |
| 目立つ制限 | グループ会議は最長60分・最大100人。容量5GB目安 |
| 連携 | Word・Excelなど Microsoft 365 とシームレス |
| 対応 | Windows/Mac/Web/iOS/Android |
メリット:無料でも会議・文書作業がこなせ、コスパが高い。企業向けのセキュリティも安心。デメリット:多機能ゆえUIがやや複雑。無料では会議60分制限など一部機能が絞られる。
Slack:外部連携とカスタマイズ性が魅力
チャンネル制のチャットに豊富な外部アプリ連携を組み合わせられるのがSlackの強みです。個人・小規模での使い勝手はSlackは個人でも使える?無料プランでできることもあわせて参考にしてください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 無料プランあり(有料プランあり) |
| 主な機能 | チャンネル制チャット/ファイル共有/外部連携/リマインダー |
| 目立つ制限 | メッセージ履歴は直近90日まで/連携は10個まで(無料) |
| 連携 | Google Drive・各種SaaSなど多数 |
| 対応 | Windows/Mac/Web/iOS/Android |
参考:Slack公式
メリット:連携が豊富で業務フローを自動化しやすい。デメリット:無料では90日を超えた履歴が読めない。チャンネルが増えると情報が散らばりやすい。
Google Chat:Googleサービスとまとめて使える
Google Workspaceに統合されたチャットで、カレンダー・ドライブ・ドキュメントと連携して情報共有できます。個人のGoogleアカウントでも基本的なチャットは利用可能です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 個人Googleアカウントで基本利用可(Workspace契約で拡張) |
| 主な機能 | チャット/スペース(グループ)/ファイル共有 |
| 連携 | カレンダー・ドライブ・ドキュメントとシームレス |
| 対応 | デスクトップ/Web/iOS/Android |
メリット:既存のGoogleユーザーは導入が楽。UIがシンプル。デメリット:Workspace外の外部連携は限定的。
Chatwork:国内向けでタスク管理も内蔵
Chatworkは日本語前提のUIとタスク管理が持ち味で、LINE WORKSと同じく国内チームになじみやすい代替です。チャットからそのままタスクを作成・割り当てできます。無料プランの制限や他ツールとの詳しい比較は無料のChatwork代替ツール比較で整理しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 無料プランあり(有料プランあり) |
| 主な機能 | チャット/タスク管理/ファイル共有 |
| 目立つ制限 | 閲覧は直近40日・5,000件目安/容量5GB |
| 対応 | Windows/Mac/Web/iOS/Android |
参考:Chatwork公式
メリット:日本語で完結しタスク管理まで内蔵。国内の業務慣習になじみやすい。デメリット:無料だと過去ログとストレージで詰まりやすい。
【個人・少人数向け】気軽に使える無料チャットツール
LINE WORKSを少人数の連絡や情報共有に使っていた人には、もっと軽い選択肢が合うこともあります。ここではひとりでも小さな集まりでも使いやすいツールを紹介します。
Discord:コミュニティ運営や趣味の集まりに
元はゲーマー向けですが、いまはコミュニティ運営や小規模プロジェクトにも広く使われています。テキスト・音声・ビデオ・画面共有が無料で使え、ボットで拡張もできます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 基本無料(Nitroで一部機能拡張) |
| 機能 | テキスト・音声・ビデオ・画面共有・ボット |
| 利用シーン | オンラインコミュニティ、趣味仲間、軽めのチーム |
参考:Discord公式
メリット:無料で通話・画面共有まで充実。デメリット:UIが多機能で初心者にはやや難しく、フォーマルな業務には向きにくい。
Telegram:軽快さとプライバシー重視
軽快な動作とプライバシー志向で世界的に人気のツール。シークレットチャットの暗号化や自己削除メッセージなど、秘密を守りたいやり取りに向いています。近い観点では秘密を守れるトークアプリの選び方も参考になります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| セキュリティ | シークレットチャットの暗号化・自己削除メッセージ |
| スピード | 軽量設計で送受信が高速 |
| 利用シーン | プライバシー重視の会話、海外との連絡 |
参考:Telegram公式
メリット:無料でフル機能。複数端末で同期しやすい。デメリット:業務系ツールとの連携は限定的。
ブラウザ完結・登録不要という選び方
「一度きりの連絡」「相手にアプリを入れさせたくない」「本名やアカウントを明かしたくない」——そんな用途では、登録不要でブラウザだけで完結するタイプが便利です。URLを共有するだけで会話を始められ、終わったら閉じるだけ。使い捨て前提の考え方は使い捨てチャットルームとは?で整理しています。
この記事を掲載しているtxtBaseも、登録・インストール不要でブラウザからルームを作り、URLを渡すだけで匿名のトークを始められるPWAです。翻訳表示にも対応します。一方で、長期的なチーム運用や勤怠・タスク管理といった業務の基盤には、前述のTeamsやChatworkなどが向いており、目的で使い分けるのが現実的です。
まとめ:LINE WORKSの代替は「目的」で選ぶ
代替ツール選びに唯一の正解はありません。チームで使うのか、個人・少人数で使うのかで最適解が変わります。
チーム利用なら
- Microsoft Teams
会議と文書作業をまとめたい組織に。 - Slack
外部連携で業務を自動化したいチームに。 - Google Chat
すでにGoogleサービス中心の職場に。 - Chatwork
国内向けでタスク管理も内蔵したいチームに。
個人・少人数なら
- Discord
趣味やコミュニティ運営、音声中心の集まりに。 - Telegram
プライバシーと軽快さを両立したい人に。 - ブラウザ完結型(txtBase など)
登録なしで一時的・匿名のやり取りをしたい人に。
どれも無料で試せます。まずはいちばん困っている制限——人数・容量・通話・アカウント作成の手間など——を1つ決め、それを解消できるツールから触ってみるのが、遠回りしないコツです。